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Bryce Canyon ブライスキャニオン

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@トールハンマー

Bryce Canyon ブライスキャニオン

Bryce Canyon ブライスキャニオン

Bryce Canyon National Park

ブライスキャニオン国立公園

公園情報

所在地

標高・面積等

営業時間

その他

国立公園指定

年間来園数

時差

ユタ州。ラスベガスより北東へ約426km離れたところに位置する。

1928年

標高2017~2778m、面積145k㎡。

約131万人 (2013年)

ユタ州は山岳標準時を使用し、デイライトセービングを採用。ラスベガス時間+1時間。

【公園内】

特に閉園することはなく、日出~日没まで観光可能。

【ビジターセンター】

℡ 1-435-834-5322

春・秋 8:00~18:00

夏 8:00~20:00

冬 8:00~16:30

★ビジターセンターは祝日休業あり

シーズン期(5~10月)は園内シャトルバスの運行がある。一般車両での観光も可能。

標高が高いため、夏季でも割と涼しい。冬季は積雪のために園内道路が通行止めになる場合がある。

~亡霊たちの野外劇場~

 

ブライスキャニオンはほかの公園とは異なり、無数の尖塔が円形に広がる地形で、別名‟亡霊たちの野外劇場”とも呼ばれている。

無数にある尖塔はフードゥーと呼ばれ、渓谷に朝陽や夕陽が当たると、フードゥーがより鮮やかなピンク色に染められ、なんとも美観である。

 

公園の断崖は標高およそ2000~2700mに位置し、グランドキャニオンよりも高いところにある。そのため、夏でもとても涼しい気候で、冬の寒さは厳しい。初冬から積雪があり、閉鎖する道路もあるが、通年利用可能なビューポイントも多く、いろんな角度から渓谷を楽しめる。

また、春~夏場は木々の緑とピンク色の岩肌、秋は黄葉と色鮮やかな岩肌、冬は雪の白と岩のピンクと、季節ごとに違う美しいコントラストの景色を魅せてくれる。

 

ブライスキャニオンは空気が非常に澄んでおり、晴れた日は140km先のアリゾナ州ナバホ山や320km先のニューメキシコ州ブラックメサまで眺望できるほど。

また、全米で最も光害の少ない場所でもあり、夜間は肉眼で7500もの星を観察できるため、天文愛好家に人気がある。

 

【 歴史 】

ブライスキャニオンの地層は、4000万~1億年前に海や川で堆積したもので、渓谷のあるコロラド高原の隆起により現在の標高まで持ち上げられた。フードゥーの主な層は、4000万~6500万年前に川や湖や三角州で堆積したもので、下層は目の細かい柔らかい層、上層は大きめな石が多く硬い層で構成されている。そのため、気候の変化と風や水の浸食により、先に軟弱な下層がえぐられ、硬い上層部が残り、現在のようなひれ状の岩や尖塔の地形が出来上がった。

この岩層はグランドステアケース(大階段)と呼ばれ、コロラド高原プレートにあるブライスキャニオン~ザイオン~グランドキャニオンと一連となっている。

ブライスキャニオンの最も古い低層は約1億年前のもので、ザイオンの一番上の(最も新しい)層と同じ。また、ザイオンの一番下の(最も古い層)は、グランドキャニオンの一番上の(新しい層)と同じである。

 

人類がこの地域に住み始めたのはおよそ10000年前で、パユート族を含むいくつかの先住民が定住していた。先住民パユート族の神話の中で、尖塔は『アンカ・ク・ワス・ア・ウィッツ』と呼ばれ、‟赤く描かれた顔”を意味する。彼らは、人間に化けようとした動物たちがペテン師によって尖塔に替えられてしまったと信じていた。

1875年、モルモン教会よりエベニーザ・ブライス夫妻はこの地の開拓のために送りこまれた。高所にあり、資源が乏しいこの地は、誰も近寄ることはなく、ブライス夫妻が道を開き、水路を引き、家を建て、放牧を始めるまでは手つかずのままだった。

夫妻の名前から、この渓谷は‟ブライスキャニオン”と名付けられている。

 

 

【 主な見どころ 】

サンライズ ポイント(Sunrise Point)

名前の通り、朝日鑑賞に適した場所。朝日そのものはもちろん、朝陽が照らし色鮮やかなピンク色に輝くフードゥーは言葉にならないほどの絶景。

 

サンセット ポイント(Sunset Point)

こちらも名前の通り、夕陽鑑賞に適した場所。ただし、夕日そのものはフードゥーを見る私たちの背中側に沈むため、夕日に照らされたフードゥーが見どころ。

 

ナバホ ループ トレイル(Navajo Loop Trail)

サンセットポイントに入口のある 全長2.2kmのトレイル。トレイルを下ると谷底の①‟ウォール街(Wall Street)”と呼ばれるスポットにたどり着く。

①ニューヨーク ウォール街の高層ビルのようにフードゥーが聳え立っており、フードゥーの隙間にある回廊はとても幻想的な空間。また、下から眺めるフードゥーの景色は別格。

 

 

ウォール街を通り抜け、ナバホ ループ トレイルを進むと登坂の途中に、②‟トゥ ブリッジ(Two Bridge)”と呼ばれるスポットが見えてくる。

②フードゥーとフードゥーの間に、自然にできた2つの橋が架かっている。何とも不思議な光景。

 

 

トゥ ブリッジを通り抜け、さらに上に登りゴール手前の右手に一際高く聳え立つ、③‟雷神のハンマー(Thor's Hammer)”が見えてくる。

③ハンマーの形をした巨大フードゥーで、ブライスキャニオンのシンボルである。

 

インスピレーション ポイント(Inspiration Point)

ブライスキャニオンの中心に位置し、アッパーインスピレーションポイントにある展望台は最も高いところにあり、眺めも開けている。

 

ブライスポイント(Bryce Point)

インスピレーションポイントより更に南端に位置し、ブライスキャニオン全体が眺望できる最もオススメなポイント。ブライスポイントはこの地の開拓者であるブライス夫妻が初めに家を建てた場所でもある。

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