Blackjack
ブラックジャック

【ゲームを始める前に】
テーブルの選び方
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まず、各テーブルには必ず最低掛け金額(Minimum)と最高掛け金額(Maximum)が提示されているので、自分の予算に合わせる。
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ブラックジャックには、シューゲー(Shoe Game)とハンドヘルドゲーム(Handheld Game)の2種類のスタイルがある。
“シューゲーム”はトランプ4~8組を格納するケース(Shoe)を用いて行う。ディーラーはカードを表向きに配り、ゲーム中もカードは終始表向きなので、各プレイヤーはカードに触れない。
一方、“ハンドヘルドゲーム”ではトランプ シングルデック(1組)かダブルデック(2組)をディーラーが手に持って行う。ディーラーはカードを裏向きに配り、各プレイヤーはディーラーには見せないようにカードを片手で持ちながらゲームをする初心者にはハンドヘルドゲームが比較的プレーしやすい。
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テーブルには“Blackjack 3 to 2”や“Blackjack 6 to 5"と配当について表記されている。ブラックジャックになった際、“3 to 2”とは掛け金2に対して3、“6 to 5"とは掛け金5に対して6の配当となる。
以上3点を踏まえて、自分にあったテーブルを決める。
お金をカジノチップに替える
以下の点に注意して、テーブルでカジノチップを買う。
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他プレイヤーがすでにゲームをしているテーブルの場合は、ゲームが一段楽してディーラーの手が空くのを待って、カジノチップを買う。
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カジノチップを買う際は、ディーラーはお金を手渡しで受け取ることを禁じられているので、お金はテーブルに置く。
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お金をテーブルに置く時、ベットエリアには置かない。現金で掛けることの出来るカジノもあるため。
★カジノチップのデザインはそれぞれだが、$5は赤、$225は緑、$100は黒と色はほぼ共通している。ゲームの前にチップの色を確認すると良い。
【ゲームの手順】
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まずベットをする。掛け金分のカジノチップを、ベットエリア(掛け金を置く場所)に積み上げて置き、カードが配られるのを待つ。カードが配られた後は、ベットには一切触れないので注意。
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各ベットに対して、2枚のカードが配られる。ディーラーのカードは1枚表向きもう1枚は伏せたままの状態でゲームが始まる。
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各プレイヤーは配られた2枚のカードの合計から、自分の手を決める。(下記、【手の決め方】を参照)ディーラーは右側のプレイヤーから順番にゲームを進める。自分の順番になったら、カードを引く場合はヒット(Hit)、カードを引かない場合はステイ(Stay)と意思表示をする。シューゲームのヒットの合図はテーブルを軽くトントンと叩き、スタンドの合図は手のひらを下に向けて水平に振る。ハンドヘルドゲームのヒットの合図は手に持ったカードの門でテーブルを軽くこすり、スタンドの合図はカードを伏せたままテーブルに置き、手のひらを下に向けて水平に振る。ハンドヘルドゲームでバーストした場合は、カードを表向きにしてテーブルに捨て、ディーラーへバーストの旨を知らせる。手がバーストするとここで負けとなり、直ちにベットは没収される。
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全プレイヤーの順番が終わると、ディーラーの伏せられていたカードが表にされる。ディーラーは手が16以下の場合はヒット、17以上ならステイしなければならない。
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ディーラーがバーストした場合は、残っているプレイヤー全員が勝ちになる。ディーラーと比べて、より21に近いほうが勝ちとなる。勝つと配当(1倍)が支払われ、負けるとベットを没収される。プッシュの場合は、損得はなくベットはそのままプレイヤーのもの。
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配当が支払われると、ディーラーが『プリーズ ユア ベット(Please your bets)』と声をかけるので、次のベットをする。
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上記の要領で繰り返しでゲームを進めていき、自分のタイミングでゲームをやめる事が出来る。カジノチップは他テーブルゲームでも利用可能なので、次のテーブルに持っていく、もしくは、カジノ内にあるキャッシャー(Cashier)で換金できる。
【手の決め方&オプション】
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手が17以上の場合は、カードを引くとバーストする可能性が高いのでステイ。
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手が11以下の場合は、何を引いてもバーストしないので必ずヒット。
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手が12~16の場合は、ディーラーの表札などを考慮して決める。デイーラーの伏せ札は常に10として考えると良い。(下の必勝チャート参照)
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ダブルダウン・・・最初に配られた2枚の時、次の1枚しか引かないことを条件に掛け金を倍まで増やせるオプション。次の1枚で勝てる確立が高いときにする。ダブルダウンする場合は、ディーラーに『ダブルダウン』と伝えてベットを増やす。また、ハンドヘルドゲームでダブルダウンする場合は、カードを表向きにして、追加ベットと一緒にテーブルに置く。
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スプリット・・・最初に配られた2枚が同じ数字のペアの時、最初のベットに同額のベットを追加して2手に分けてプレイができるオプション。Aのスプリットの場合のみ、ヒットは1回まで。ペアのカードでも、ディーラーの表札を考慮してスプリットが有利な場合だけしたら良い。スプリットする場合は、ディーラーに『スプリット』と伝えて、追加ベットを置く。また、ハンドヘルドゲームでスプリットする場合は、カードを表向きにして、追加ベットと一緒にテーブルに置く。
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インシュランス・・・ディーラーの表札がAの時、プレイヤー賭けられる保険オプション。ディーラーが『インシュランス?』と聞いてくるので、自分の判断で掛ける場合は、テーブルのインシュランス(Insurance)と表記があるエリアに、保険ベット(最大、最初のベットの半額まで)を置く。ディーラーが伏せてある札を確認しブラックジャックである場合は、通常のベットは没収されるが保険ベットに対して1倍の配当がつくのでプラスマイナスゼロ。ただし、ブラックジャックではない場合は、保険ベットは没収される。
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イーブンマネー・・・自分の手がブラックジャックで、ディーラーの表札がAの時(つまり、ディーラーもブラックジャックの可能性がある場合)に可能な選択肢。イーブンマニーを選択すると、ディーラーの手は関係なしに、その場でベットと同額の配当をもらえる。イーブンマニーを選択せず、ディーラーがブラックジャックであった場合は引き分けとなり配当はなく、ブラックジャックではなかった場合は、通常の割り高な配当がもらえる。また、ハンドヘルドゲームでイーブンマネーをする場合は、ディーラーに『イーブンマネー』と伝え、カードを表向きにしてテーブルに置く。
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サレンダー・・・最初の2枚が配られ、自分の手とディーラーの表札を見比べて勝ち目がないと思った時、ゲームを降りられるオプション。ベットの半額は没収されるが、半額は戻ってくる。また、ハンドヘルドゲームでサレンダーをする場合は、ディーラーに『サレンダー』と伝え、カードを表向きにしてテーブルに置く。
★カジノによってオプションの有無は違い、また特別ルールがあったりもするので、分からないことはディーラーに聞くと良い。
★一般的な戦略まとめたチャートを活用しよう。

H・・・ヒット
S・・・ステイ
D・・・ダブルダウン
P・・・スプリット
H/R・・・サレンダー若しくはヒット
【必勝チャート】
【基本ルール】
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トランプを用いたカードゲームで、ディーラー対プレイヤーの勝負。
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プレイヤーの手(カードの合計)が21以内で、ディーラーより大きいほうが勝ち。手が21を超えると、バースト(Bust:破産)し無条件で負けとなる。
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プレイヤーは配られた2枚を使い、手が21を超えない限りカードを何枚引いても構わない。
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2~9のカードは表記どおり2~9で数え、10、J、Q、Kは全て10と数える。Aは1か11のどちらか好きなほうで数えられる。
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最初に配られた2枚で21になる場合をブラックジャックと呼び、ディーラーもブラックジャックでプッシュ(Push:引き分け)にならない限り、配当が割り増し。
